M・1    最近面白かった映画  ~聲の形~


 NetFlixを久々に開いたら聲の形があった。
 割と評価高かったぽいし、テーマが耳が聞こえない人の物語だから、お涙頂戴的なやつかな? と多少敬遠しがちだったけどまあ見てみようと思い見ました。 

 率直な感想としては、久々に映画を見たから身としては2時間程度じゃこういう物語ははっきり言って伝わりにくい・・・。 

 簡単におさらい

 退屈することを何よりも嫌うガキ大将の少年・石田将也は、転校生の少女・西宮硝子へ好奇心を抱き、硝子の存在のおかげで退屈な日々から解放される。しかし、硝子との間に起こったある出来事をきっかけに、将也は周囲から孤立してしまう。それから5年。心を閉ざして生き、高校生になった将也は、いまは別の学校へ通う硝子のもとを訪れる。(映画.comより)


 最初主人公が自殺しようとしてるシーンから始まるというのは強烈なインパクトがありました。昔の一件で色々と孤独がちになって、やけになって、最後にヒロインである耳の聞こえない彼女に贖罪してから死のう的なね。けれど姉に説得されてすぐにおわるわけですが・・・。(まあでもほんとに死ぬ気はそこまで強くなかったのかな? カレンダーとかつけてたくらいだし)

 そこから回想に入る。この序盤のいじめシーンはなかなかにパンチあったかな、と思う。音楽とかが平和的だったからコミカル的なノリになってたけど、やってることはえげつないよねー。補聴器らへんはエグいっすね…。

 その後は現在に入って、クラスから浮いてた感じの主人公が偶然助けたアフロっぽいやつと仲良くなり、西宮とあうにつれて小学校時代の旧友たちと再会していく。

 中盤は伝えようと頑張ること。喋ったけど、声がうまく発せなくて伝わらない西宮。それを理解しようとするけど、どうにもうまくいかない主人公。それからみんなと遊園地に行ったりする。けれど後になんか一つの契機をきっかけにせっかく集まったのに瓦解。
 更に西宮家のお婆ちゃんが亡くなったりして意気消沈してるけど、主人公がひたむきに彼女たちの明るさを取り戻そうと真摯に頑張る姿は良い。(あんまり描写されてなかったけど)
 
 終盤は花火大会での西宮の自殺未遂。家のベランダから飛び降り自殺を図るところを主人公が助けるが、逆に落ちてしまう。それで入院。中々西宮の妹とお母さんの土下座には胸打たれるものがあったように感じた。あと上野はいっつも西宮へのヘイトたけえな。まあ好きなんだろうな主人公のこと。
 最後は主人公が学園へ戻ってきたけど、うまく顔をあわせれずにしどろもどろの中、友達の手を借りて、一歩前へ向くことができたかなって感じでEND。
 
「おれ、西宮と友達になる」
からの、
ディスコミュニケーション
からの、 
5年分の歳月でためにためた諦めないパワー発動
からの、
崩壊。(やっぱりディスコミュニケーション

 視点がいろいろと切り替わったりしてて群像劇みたいな感じになってるみたいなんだけどまじで伝わりにくいな。2時間って小説1冊分だしー。
 あと何かアフロっぽいやつ以外にもうひとりましばみたいなやついたけど、あいつマジでなに????? なんか役に立ってたか???????
 上野はなんとなく気持ちはわかる気がする。けど手出まくってるから我を失ってる。
 カワイはげすすぎるな。結局保身にしか走ってない。あれ人間界にもいるやつだわ。しかもテンプレ。


 まあなんつーか、優しい世界だな、としか思わなかったわ。リアルはきちいぜ? ほぼ一度犯した罪は一生かけても取り戻せないほどで、圧倒的かつ無謀。
 因みに見ているときいろとりどりのセカイを思い出した。かのうえゆうまの許しを得るために全ヒロインのためにと奮闘するやつ。あれよりは全然感情移入できなかったけど。