最近面白かったゲーム ~Re:LieF 親愛なるあなたへ~




 Re:lieF

 お、社会復帰モノ? と思ったけど実はSFだった的なやつ。単調なのでミステリー好きな人とかには向いてない。 


 個別は全部Trueのための踏み台なのでどれもうーん。ひなこちゃんがまあよかったかな

日向子ルート

パワハラを受けて辞めざるをえなくなった女の子が再び前に向き合う話。

トラウマ……といったもののそれはプロローグ(作中だと1ヶ月程)の環境で解消されてしまう。そこからは主人公が本来同質だった彼女に先を越され劣等感を感じ苦悶する。

ひなこちゃんはまあ環境次第でどうにでもできる子でしたとさ。

フレーズ「――試してみるんだ、もう一度」冒頭で主人公から言われたときが一番心にしっくりきた。


言い訳はしちゃだめだ。そこにあるのはただ誠意を込めて謝罪をするというのみ。見苦しくはしたくないの。


Re:lief 流花ルート

ただひたすらまっすぐに生きてきた不器用な子が、会社もろとも破滅した話。
るかはとてもストイックでした。何をやるにも一生懸命で頑張って頑張って頑張ってがんばって、そういうひたむきさに生きがいや自分自身を見出していました。
けれども会社側が変化についていけずAIの導入を渋ったために会社は倒産。路頭に迷う結果と。

そんな彼女を救済していくわけですが、基本的に勉強して、仲良くなっていくだけ。特にこれといったシーンなし。
そのあとですよ。デートしはじめてから、なんか主人公が突然すべてを思い出し、前を向くからとお別れ。
地下室で寝たきりの司と会いEND。
こいつどうみても踏み台じゃん・・・・・・。

主人公、瀕死、AI・・・・・。あれやん。展開読めるやつやん? まあでも最後に期待。



Re:lieF ももルート

・・・・・・。
・・・。
主人公くんの活躍なし。ももの相棒のトトちゃんが突然消えて、それを探すために旅に出るからと、さよならの挨拶しておわり。
何やねん、これ。ドレッシングのないスティックサラダ延々と食わされてるような感じ。消化不良感ぱない。
まあいい、こいつも踏み台だろう。最後に期待するしかないんだろうな。


Re:lieF アイルート(True)

実はアイとは別にもうひとりユウという少女がいることを告げられる。ユウは仮想空間の管理者でアイはユウの妹、分裂した存在のようなものである。

ユウとは司の母が作った感情つきAI。

仮想空間から出られなくなったということをしるみんな。司はそれを止めるために自らを犠牲にしようとするがそれを彼女たちが止める。

元々リアルでは脳に病気+トラック事故の状態だった司は死亡寸前だったため、一縷の可能性のために母がトライメント計画を実施する。

最後には二人で一緒にピアノを弾き、みんなを外に解放する。

たぶん3ルートやってれば何となく展開は読めてくる。

「お前はこの世界についてどの程度把握している」とか「VRMMO」とか過去の血の記憶とかの描写があるので何となくわかってくる。
そしてこれといったようなカタルシスや驚きなどはあとに一切ない。

 時々、現実が嫌になったら帰ってこいと、逃げたって別にいいんだよ。自分のペースでゆっくりゆっくり行きましょう。
というメッセージを伝えたいのは十分に伝わってきました。

ちょっとだけ心が暖かくなるような気はしなくもないですが、個人的には社会からはみ出た者が自分なりにも這いつくばって生きていく人間くささの描写が見たかった。