最近面白かったゲーム ~あの晴れわたる空より高く~


 あの晴れわたる空より高く 了  

 以下覚えてる範囲を適当に。



 ロケット部BYAKKOの青春学園部活もの(ガチ)。

 へら絞り(Youtube参照)をこんなにも丁寧に描写するergがいままであっただろうか? ――答えは否である。地味な工場でやっている作業があんなにも真摯に描かれているのは類稀をみない作品だ。

 ロケットに対する情熱がひとつひとつ丁寧に書かれている。専門用語が多く難しいかもしれないが、説明や用語解説あるのでなんとなくわかる。一部合成ゴムの素材とかはオリジナルネームだったりもする。



個別ルート評価  有佐(PM) > 黎明(ジャイロ) > ほのか(へら絞り) > なつ(エンジン) 
 

共通ルート

BYAKKOに成り行きで入部して5月の小さな大会に出場するところまで。

最初は試験勉強だとかクイズ対決とかが描かれる。触りとしてはとっつきやすい。


テキストは読みやすい。いちゃいちゃとからかいの冗談の掛け合いは多いけど、まあそこまで気にはならない。あくまでメインは部活。


有佐ルート

 有佐ルートが個人的に一番いいと思った。PMとしての難しい任務をこなし、誰よりも熱い想いで、取り組む姿勢、周囲との亀裂(そこまで大きくはなかった)をこえ、しんでもロケットを打ち上げるという覚悟がよく描かれている。

 PMなので全体の補佐という感じなので何かこれといったことをするわけではない。作業スケジュールの管理だとか、部品の取り入れだとかそういう地味な感じなのがおおい。
 見どころは主人公vsロケット嫌いの父親との和解とか、元BYAKKOの先輩の救済とか、ロケットに対する本音のスピーチとか。どちらかというと人間ドラマ的な要素が多い。

ツンツンタイプ

黎明ルート

 簡易ロケットをどれだけ正確に10km先の地点に近くよせれるかを競う内容。製作途中にある難しい話とかは用語や図解があるのでなんとかわかった気になれる。
 難所にぶつかると、ちょっと息抜きをして、主人公が解法を見つける(これはあとの3人も同じパターン)。これはオムレツかなんか作ってるときだった。
 あとは元々目が弱く、臆病な彼女に勇気を与えるために主人公が激励する。ちょっと感動できる。


 性格は論理派、リケジョタイプ。


ほのかルート


 恋愛方面に関してはギャグネタがつまってる。実は中学生の頃、告っていたらしいけど、その時主人公の母が倒れて、メンタル面で逝ってたので実質的にはなかったことみたいな形になっていた状態。

 今度は主人公から告白したつもりなんだけど、ヒロイン視点ではなぜかセフレと認識されているのがアンジャッシュコントで面白かった。その関係が周りに広まっていっていろいろと問題になっていったのが面白い! へら絞りについての知識も増えたし、何せマニアックな題材をとってくれたのは凡凡(あまりにも平凡すぎて退屈な話)に飽きていたので個人的にもありがたい。

幼馴染枠

なつ

擬音ばっか使ってよくわからん立ち位置のキャラ。特に言うことなし。あまり印象にない。エンジン作ってたけど、この人、いっつも「びゅ~~ぼぎゃあ~」みたいなことしか言わんから愛着もくそもない。






へら絞り、フィン、フェアリング、推進剤設計、ジャイロ。ロケットのことについて詳しく学べる。

ルートの流れはだいたいおなじ。

部活でヒロインとの共同制作→行き詰まり→デート中やひょんなことから解決→完成を繰り返していく感じ。




 グランドEND
 
 主人公が全部の作業の手伝い、夏の大会に全部門で1位を獲得。そこから宇宙のロケットを作り始めるところからスタート。つまり入部から1年近く経過している状態。


 ほぼハーレム状態でロケット作業を打ち終え、発射寸前のいったところ。子供が紛れ込んでおり、中断。ありさが助けたが目を覚まさなくなってしまう。BYAKKOは活動停止処分。ロケットも解体に……。しかし悲しみにくれる中、主人公にメールが届く。あらゆるプランを練っていた有佐からの有事の際のメールだった。なんとしてでもロケットを打ち上げたいがための彼女の執着がここで生きる。
 主人公たちは4人でロケットを解体させないためのプランを実行にうつす。

 みんなの協力をかりつつ学生として企業を立ち上げ(ここは金持ちのあのメガネのパワー)
 再び学生産ロケットを打ち上げるために奮闘。BYAKKOのOBである人工衛星ながれぼしを送り届け、fin(最後にはありさも目覚める)
 大衆小説を見ている感じなので手軽に楽しめる。最後のグランドは設定上、都合いい場面から始まるけど、まあこれはご愛嬌ってやつでしょう。