最近面白かったゲーム3


 ノラと皇女と野良猫ハート 

 ギャグゲー。時々哲学思想。
 人間に死を忘れさせないために地上を滅ぼしに冥界からやってきた皇女三姉妹が主人公の家にご厄介になるお話。
 魔法とかいろいろとファンタジーっぽさはあるが、基本は現代でいろいろと学ぶのが名目なのであまりでてこない。主人公は契約によりキスするとネコに変身する。 
 まあでもこういうゲームって個別より、共通でいろんなキャラと掛け合い漫才してるときが一番面白い気がする。



 個別ルート感想

 シリアス度合いはキャラによる。軽いのもあれば重いのもある。シャチだけ異様に短い気がする。 面白さ  パトリシア>明日原>黒木>シャチ

 パトリシアルートは一番面白い。2周した。

 死者である彼女に命という音が芽生えるところ、それを食い止めようとする姉妹だが、彼女たちも主人公に取り込まれてしまうところ。子供(主人公家がやっている家庭塾)たちにバカにされても、何も文句言わず頑張るわと返答するシーン。ところどころに胸うたれるシーンがあるのでやってみるといい。

 明日原ルート

 中学を卒業し東京にいったけど、適応できずに3週間で帰ってきた彼女。それでも主人公たちフレンズが俺らの学校こいよと励まし、1年遅れで入学した彼女。いろいろと悪い友達とつるんだせいで過去の因縁などふっかけられるが、みんなで乗り越えていく。仲間たちの絆の強さが見せるブレイブストーリー。不器用ながらも生きていく姿は、Go to the roadの理想形。

 黒木ルート

 ママン束縛され真面目に育ちすぎた優等生。母子家庭である黒木さん。昔は主人公家の塾生だったのですが、あるとき親に目をつけられ離れ離れに。主人公は手を差し伸べれずに後悔。そんなのが尾を引いてるせいでいろいろと面倒な女でも温厚な心で迎えられてあげています。
 全体的にママンが主人公を認めるまでの過程が長ったらしくありゃしない。ヒロインも正直優等生設定だけどネタキャラ枠なのでたいして思うことなし。話もよくあるパターン。
 ママンは後半で結婚詐欺に騙されそうになるところ救われて、目が覚めて、自分と向き合いおわり。

 ようやくすると、親から感じる鬱陶しさ、うざったさに感謝しろ。
 
 たいしておもしろくない。


 シャチルート

 短すぎて、覚えてねえ。こいつ冥界の対の天界のやつなんだけど、天界の話まったくでてなかったので何もいうことありません。はい。

 全体評価  良  85点

 個別ルートは差異があるものの全体的には方向性の統一がとれており、面白い仕上がりとなっている。地の文がほとんどなく、ナレーターが状況を代弁している形式をとっていることもあって、それもいい味を出している。